るろうに剣心の子役として弥彦を演じた田中偉登さんは、なぜか心に残る存在でした。
剣心や志々雄の激しい戦いのそばで、悔しさや憧れを胸に、必死に前を向いていた少年・弥彦。
その役を、映画1作目で演じていたのが田中偉登さんです。
派手に目立つわけではないのに、視線や表情のひとつひとつが心に残る。
当時は名前を知らなくても、「あの子、印象的だった」と感じられるはずです。
この記事では、「るろうに剣心」で弥彦を演じた子役・田中偉登さんについて、子役時代の歩みから現在の活動までをたどっていきます。
読み終えたあと、もう一度『るろうに剣心』を観返したくなる。そんな時間になれば嬉しいです。
「るろうに剣心」弥彦を演じた子役は田中偉登だった
映画「るろうに剣心」を初めて観たとき、剣心や志々雄の強さだけでなく、妙に記憶に残った存在がいました。
それが、弥彦です。
そして、激しい剣戟シーンや重厚な人間ドラマが注目される映画です。
一方で、物語の中の光のような役割を担っていたのが、少年・明神弥彦(みょうじん やひこ)でした。
その映画1作目で、弥彦を演じていた子役が田中偉登さんです。
弥彦という存在は、当時まだ幼さの残る年齢でした。しかし、ただ守られるだけでは終わりません。
弥彦の悔しさや憧れ、強くなりたいという意志あり、それをしっかりと表現していたのが印象的でした。

大人の俳優たちの中に混じっても埋もれず、自然と目が向いてしまう存在感。
私は、同じくらいの年の子に妙に惹かれた記憶があります。
「るろうに剣心」子役・田中偉登が演じた弥彦という存在|芯の強さが光った理由
弥彦という役は、単なる「元気な少年」ではありません。
剣心や薫の背中を見て育ち、自分の弱さを知ったうえで強さを選ぼうとする存在です。
田中偉登さんが演じる弥彦は、その内側の葛藤がとても丁寧でした。
例えば、怒鳴ったり感情を爆発させるよりも、ぐっと堪える表情や視線で語る場面が多い。
また、子役でありながら感情のコントロールが巧みだった印象があります。
人は、言葉よりも「間」や「沈黙」に本音が出ることがあり、私は普段から人の言葉の裏を考えてしまいます。

弥彦には「負けたくない」「でも怖い」という相反する気持ちが共存しているように見えました。
田中偉登さんは違和感なく表現している。
だからこそ、弥彦は子どもながらも物語の軸として成立していたのだと思います。
「るろうに剣心」元子役・田中偉登のプロフィール
ここで、田中偉登さんの基本的なプロフィールを整理しておきます。
- 本名:田中 偉登(たなか たけと)
- 生年月日:2000年1月24日
- 出身地:大阪府
- 血液型:O型
個人的に、派手さよりも、内側にエネルギーを溜め込むタイプだと感じています。
また、後の出演作を振り返ると、この「内に秘める力」が一貫しているように見えました。
☆田中偉登さん公式プロフィール

田中偉登の子役時代とは?「るろうに剣心」出演までの歩み
田中偉登さんは、幼少期に読者モデルとして活動しており、その後、芸能事務所を何社か経て現在のアミューズに所属します。
母が僕に、いろいろな洋服を着せることが好きで、4~5歳ぐらいのときに、キッズモデルに応募したんです。それで7歳のときに出演したファッションショーをきっかけに、事務所にスカウトしてもらいました。モデルをやっていたので、カメラマンさんに撮られることや、人前に立つことにはまったく抵抗がありませんでした。
引用元:CREA(クレア)
最初から俳優一直線というより、自然な流れで表現の世界に触れていった印象です。
子役としてのデビュー作は、13歳のときに出演したドラマ「13歳のハローワーク」。
この作品で、松岡昌宏さん演じる主人公の幼少期役を務めました。
ここで、印象的なのは「主人公の過去」を任されている点です。
物語の土台となる人物像を支える役どころは、演技力と信頼がなければ成立しません。
そして、その経験を経て出演したのが」るろうに剣心」。

子役としての経験値が、弥彦という役にしっかりと注がれていたように感じます。
「るろうに剣心」子役時代から現在へ|田中偉登の成長と変化
「るろうに剣心」出演以降、田中偉登さんは仕事に対する向き合い方が変わったと語っています。
変わったのは、『るろうに剣心』という大きな映画で弥彦という大事な役をやった時でした。撮影現場に「テレビで見ていた人がいっぱいいる!」と思って、そこから映画はこんな大人数で作るものなんだ、と興味を持ち始めて、普段着ないような衣装を着たり、しゃべることのないせりふをしゃべったり、そういうのがすごく楽しくて、そこからやっとお芝居したいという意志が芽生えました。
引用元:MOVIE collection(ムビコレ)
この映画をきっかけに、本気で芝居をするという意識が芽生えたそうです。
その後の出演作を見ると、役の幅が一気に広がっていきます。
例えば、「東京リベンジャーズ」ではチョメ役として存在感を発揮。
また、「宇宙兄弟」ではまた違った空気感をまとって登場。

個人的に印象深いのは、朝ドラ『エール』での呉服屋の店員役。
派手な役ではありませんが、日常に溶け込む自然な演技が心に残りました。
そして、所属事務所も2016年にaoaoへ移籍。
2020年にandmo、2023年からはテンカラット所属と、キャリアとともに環境を選び直していることがわかります。
縦型ショートドラマ「世間体」では、いじめっ子役・龍斗を務めました。
さらに、2025年11月からはヤクルトのCM出演。
そして近年では、「アイスと雨音」や「無名の人生」への出演を通して、第38回東京国際映画祭のレッドカーペットに登場。

子役時代を知る身としては、「ああ、ここまで来たんだな」と、親戚の成長を見守るような気持ちになりました。
☆過去の出演作品


まとめ
「るろうに剣心」で弥彦を演じた子役・田中偉登さんは、一過性の注目で終わることなく、着実にキャリアを積み重ねてきました。
演じる役の内側に入り込み、その人物が何を考え、どう生きているのかを丁寧に表現する俳優。
だからこそ、子役時代の弥彦が今も記憶に残り、現在の作品にも自然と惹きつけられるのだと思います。
「そういえば、あの弥彦の子役って誰だったんだろう?」そんな小さな疑問の答えになっていたら嬉しいです。


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